ふだん使わない筋肉を感じるとき～

きょうは　さむいですね～。花冷えとでもいうのでしょうか(笑）。関東でも　山沿いは雪がふっているようです。私が先週　家族旅行に行ってきた　箱根　も　今朝のテレビでみたときは雪景色でした。
　３月は　まだまだ　油断できませんね。今週末は　３連休、おでかけされる方おおいとおもいます。　雪　気を付けてくださいね～。

　最近　ふとしたことで　気が付いたのですが　「ふだん使わない筋肉がうごいているな～」と感じた時　いつも　へんな　筋緊張や　スムーズさがないことに気が付きます。
　ふだん、めったに笑わないひとが笑ったとき　不自然にひきつった顔になったり、ふだん全く運動しないお父さんが　子供の運動会で　がんばって走ったとき、そしてクライミングをしたことがない方が　がんばってのぼった翌日の信じられない（笑）くらいの筋肉痛～。心当たりあるかた　いらっしゃいますよね～。

　これらはすべて、ディス・ユースといわれて　ふだん動かさない筋肉がひさしぶりに、働いたさい　キャパ以上の働きを強要されたためにおこる状態です。筋肉は　骨と骨　もしくは　骨と皮　などを結ぶことにより　運動をおこしています。　筋肉は基本的に　「縮む」が仕事で　伸びる　ことは　しません。　付いている骨と骨、もしくは皮　をひっぱって　運動をおこしています。自発的に伸びることはなく、伸ばされることはあります。　
　主動筋と拮抗筋　というのは聞いたことがあるとおもいます。　主動筋は　自発的に収縮している筋、拮抗筋はそれと相反する筋です。　
　例をだすと　腕の力こぶをつくることで有名な　上腕二頭筋が主動筋とすると上腕三頭筋が拮抗筋になります。　ひとの体の運動は　操り人形のように　筋肉の収縮により　なされています。主動筋だけが　収縮すれば　ジャックナイフのように　ものすごい　勢いで関節運動をしてしまいます。　それを制御しているのが　拮抗筋になります。いわば　主動筋と拮抗筋で　綱引きをしているような状態なのです。

　その筋肉が　協同運動をすることにより、動作になります。　歩く　動作は　下半身だけではなく上半身の働きもあって全体のバランスをはかります。複雑な動作になればなるほど　筋収縮のタイミングや力加減はむずかしくなります。それらを統合するのが　中枢神経系で　脳から電気信号を（命令）を各器官に下す繊維が運動神経になります。運動神経から刺激をうけた器官は動作をはじめ、動き始めた感覚を足の裏の感覚神経や筋肉がのびる度合いを筋紡錘というセンサーではかり　それを　電気信号にかえて　中枢神経系にもどします。これを何度も何度もくりかえし、調節して行うのが　動作　なのです。

　こんなことを　こまかく　なんども　こなしていたら　なかなか動作は　完成されませんよね。　そこで　いつも　頻繁につかう経路をオートマティック化したのが　脊椎反射　や　各反射系です。

　スポーツ選手が　何回も反復運動をして　動作を　スムーズにさせることが　練習　に　なります。練習により　ならされた運動は　得意　な　動作に　なるため　頻繁に使われるケースが　おおくなり　結果　もっと高見にあがります。　技術の世界では　「巧」　とか　「マイスター」　なんていってますよね。
　今回のWBCの　対オランダ戦で　日本のセカンドがみせた　超ファインプレーは　日頃の　研磨された技術のうえに成り立つものにほかなりません。運動が得意なかたは　何通りもの筋肉の使い方を子供のころから無意識のうちに　鍛え続けてきています。　運動がにがてなかたは　あまり　体を動かさなかったため、動かし方が　少ないと考えられます。
　つまり、同じ筋肉が動いている　可能性が高いのです。　故障や　ケガの　原因は　このことからくるものとおもわれます。　違う筋肉が動けば　負担もかるくなりますし、動きのバリエーションがふえるということです。
　そんなことを考えながら　クライミングで　自分の出来るグレードより　ちょっと低い　グレードの課題を　やっていたら　なぜか　出来ないのです・・・。
　つまり、わたしが　いままで生きてきた　あるいは　やってきた　スポーツや　動きのなかに　ない　動きだったんでしょう。まさに　「ふだん使わない筋肉」をつかう　課題だったんでしょうね。

　わたしに　とっては　かなり　いい課題だな～とおもった瞬間でした。　みなさんは　ご自身が　つかったことがない　筋肉の動き　実感されたことありますか？

　ふだん使われていない＝これからもっと使える筋　だとおもいませんか。
あらた接骨院は皆さまの笑顔と健康を応援します！