ケガをするから鍛えるのか、鍛えるからケガをするのか？

「卵が先か　鶏が先か」　という有名な命題がありますが　まさにそれだとおもいます。

 

ただ、違う点は　予防できるということです。

 

予防の考え方は　二通りあり　一つは　壊れないように　使う　もう一つは　壊れにくい　構造にする　ということです。

 

前者は　体の動かし方　使い方を　間違って　使わない　ということです。専門用語では　マルユース　というのですが　少年野球で　子供が　ボールの投げ方がわからず　横から　体を使わずに投げる　いわゆる　手投げをすることにより　肘を壊すなどの　スポーツ障害　が　これにあたります。

 

解決法は　正しい動作を　身に着けることですが　これが　なかなかむずかしいのです。

 

長年しみついた　動きは　矯正するのに　かなりの努力が　必要になります。具体的な処方は　繰り返し反復動作を行う身体的なものと　ただしい動きを　理解するための　知的理解　をする必要があります。

 

近年のスポーツ科学では　常識になりつつある考え方ですが　まだ一般競技者　や　愛好家には　浸透していないものです。

 

もう一つの考え方　壊れにくい構造にする　というものですが　これも考え方は一緒なのですが　違う点は　自分に必要な筋肉　以外のものもまんべんなく鍛える　というものです。

 

たとえば　マラソン選手が　プロレスラーの筋トレをしろ　といっているのではなく　マラソンをしていて　一番負担がかかる　膝まわりの筋　や　走るさいに衝撃を吸収する　股関節まわりの筋　や　一般的に必要とおもわれていない上半身の筋などを　４９・１９5㎞　走る際にじゃまにならない範囲での筋トレを　行うということです。

 

無難なもので　水泳を　あわせて行うというものが　一般的ですが　他にも　スピードスケート　と　自転車競技　や　クライミング　と　有酸素系のマラソン　や　登山　などもこれにあたります。

 

人は　ケガをするから　鍛えよう　ともおもいますし　鍛えすぎて　筋断裂　や　筋損傷　腱断裂　などの　軟部損傷をおこすこともあります。

 

すべては　バランスです。

 

体にいいからと　いって　納豆ばかり食べても　栄養は偏りますよね。

 

あらた接骨院はみなさまの健康と笑顔を応援します！